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column旅のおもいで


第二回買付け旅行記

 Stockholm 2005.6.27〜6.29


 スウェーデンからスタート!

6.27(Tue)

お店をオープンしてから3ヶ月が経ち、商品も少なくなり(皆様ありがとうございます!)思い切って早めの買付けに向かうことにしました。
期間中お店は友人にお願いし、慌しいなか出発の日を迎えました。
今回はスウェーデン・フィンランド・デンマークの順にまわります。

マレーシア航空を利用して行ったので、まずクアラルンプールに一泊し、ストックホルムに入りました。ちなみにこの航空会社でヨーロッパ入りするのは、乗り継ぎが長くて最もしんどいと言われています・・・。覚悟はしていいましたがやはり疲弊しました。ただ飛行機はストックホルム経由のニューヨーク行きだったので、多くのお客さんはまずストックホルムまで12時間、さらに11時間かけてアメリカへ行くようでした・・・。皆さんタフです。
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さて、初めて降りたストックホルム・アーランダ空港はこじんまりとしたレトロでかわいい空港でした。まるで70年代にタイムスリップしたかのようです。

空港内のインテリア  レトロな搭乗トラップ

そのまま市内の中央駅へと電車で移動します。
ホテルにチェックインし荷物を解いて、さっそく郊外まで電車で向かいました。
まず「LINUM」の布製品を仕入れます。スウェーデンらしいシンプルなデザインと、温かくて優しい色使いが特長のメーカーです。テーブルクロスやキッチンクロス、布地などを選びこの日は終了。とても疲れていたのでホテル近所のセブンイレブンでパニーニとビールを買って夕食にしました。

 夏の北欧は日照時間がとても長く、夜の10時頃まで夕方のような明るさです。朝は3時頃から明るくなり、日中は暖かくて冬の寒さや暗さが信じられないような良い気候でした。予想外だったのは、夕立のように突然強いにわか雨が降りだすことです。傘を持っていなかったのでこれで何度かびしょ濡れになってしまいました。10分くらいで止むのですが一日に何度かあったので、夏に北欧に行かれる方は傘を持っていかれるとよいかもしれません。

線路沿いも緑が生き生き 駅の掲示板  

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6.28(Wed)

 翌日は北欧最大といわれるフリーマーケットをめざして郊外へ電車で向かいました。地図で探しても見当たらないので駅員さんに聞いてみると、「まだやっていない」とのこと。かなり期待していたので大ショック・・・!しょうがないので気を取り直して、ストックホルム市内のアンティークディーラー・ショップを回りました。
ホグランの赤い大きなガラスレリーフや美しいリンドベリの陶器など、たくさんの良質なグスタフスベリ、ロールストランド、ボダのヴィンテージと出会うことができました。これらと出会えた事を思うと予定が狂ってきたことも逆に良かったのかもしれません。例えばアンティークショップの片隅で、まだ誰にも見つけられていないようなすてきな一点を見つけたときは、心がときめく最高の瞬間です。この日は収穫の多い一日でした。
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この日に訪れたガムラスタン地区は古い町並みも美しい観光エリアで、
裏通りや細い路地にまでアンティークショップが点在しています。
どこも価格は高めでしたが、ぐるぐる回っているうちに、一軒のアンティークショップでフィンランド・ヌータヤルビ社の「fauna」ショットグラスを見つけました。小さな物が大好きなので、初めて目にするこのグラスは一目で気に入りました。日本に連れて帰ることにし、この日の買付けは終了。
とても疲れたので夕食は部屋でとることにし、お客さまに「ストックホルムではお寿司を食べるべし!」とアドバイスをいただいたので、いそいそとお寿司を買って帰りました。

お寿司



サーモンのにぎりときゅうり・かにかま・チーズの入った巻き寿しでした。ガリとしょうゆも日本の味。酢飯もちゃんと作ってあって美味しかったです。サーモンはトロのごとく濃厚でした・・・



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6.29(Wed)

この日はフィンランドへの移動日です。シリヤラインというフェリーで一晩かけてヘルシンキに向かいます。

出発は夕方だったのでそれまで市内を回りました。
愛らしさ満点のスウェーデンらしいアンティークガラス製品を多く買付けることができました。

ランチは町のレストランでとることにし目に付いたお店に入ってみました。
お昼時は少し過ぎていたけれどテーブルは満席で、人気のお店のようでした。
この日のランチは白身魚のフリッターか、ビーフハンバーグのピタサンド。私は白身魚を選びました。おしょうゆベースのソースとタルタルソースが添えられてサーブされます。それにサラダとパンがついて100クローネ。1500円くらいでしょうか。物価の高い北欧にしてはまずまずの金額です。古着屋さんやレコード屋さんが多くあるエリアだからかおしゃれな若い人が多くて雰囲気もすてき。空腹を満たすために適当に入ったお店がいいところだと、とても嬉しくなってしまいます。おいしい食事と居心地のよい空間に気を良くし、寛いだ時間を過ごしました。

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夕方になりフェリーへ乗り込むと、ムーミンとスナフキンがお出迎え。かなり気持ちが盛り上がりました。
フェリーでの移動は少し酔ってしまったけれど、とても快適なものでした。前からこのシリヤラインのあざらしのキャラクターが気になっていてたので、船内ではあざらし君を、探し歩きました。(マウスポインタを画像に載せて少し待っていただくとコメントがでます)

船内の郵便ポストにも。表情がキュート! カーペットにも


広い船内を歩きまわり満足してベッドに入るとあっという間に朝になりました。9時にヘルシンキ港に到着し、大好きなフィンランドにまたやってきました。



 Helsinki 2005.6.29〜7.2

 人情の港町・ヘルシンキ

6.30(Thu)

 近年フィンランドのビンテージ陶器、ガラス製品の人気は世界的にとても高く、目当ての品を探すのもなかなか苦労するのですが、ヌータヤルビのFloraやFauna、Kastehelmiシリーズのガラス食器をメインに仕入れることができました。入手困難なカラーものもあります。特にライトブルーのKastehelmiとfaunaのラージサイズのピンク色のボウルは嬉しい収穫でした。クリアな輝きと美しいカラーにご注目いただきたいです。

この日は買付けが終わってから、とても行きたかったデザイン博物館の「マイヤ・イソラ展」を閉館ぎりぎりに見学することができました。マリメッコの「ウニッコ」柄に代表される彼女のテキスタイルは勢いとパワーに溢れ、何十年と経った今でも古く感じさせません。
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7.1(Fri)

 旅をしていると勝手がわからないことがたくさんあるので、現地の人のちいさな親切でも大きな助けになり、いつも感謝せずにはいられません。例えば路面電車を待っているとき、通り過ぎたおじさんが戻ってきて時刻表を眺め、「あのー、次の電車は45分も後ですよ・・・」と教えてくれたり、大きな荷物や発送用のダンボールを抱えて歩いていると、周りの人たちはささっとドアを開けてくれたり、手伝ってくれたり。そのたびに心から感謝の気持ちを伝えて、「よし!日本で外国からの旅行者が困っていたら、同じように親切にしてあげるぞ!」と心に誓います。

残念ながら日本にいるときよりも自己防衛について余分に意識する必要はあります、全ての人を信用する訳にはいきませんが、人々にこんなさりげない優しさを与えてもらえるのは、私にとって旅の途中のオアシスです。
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ヘルシンキ2日目はかわいい雑貨やレース、布小物などを求めて歩き回りました。
他にも古い切手や缶・ビンなどの淡い色使いのガーリーなものも多く集まりました。

この日は最後にカフェ・アールトに寄りました。
他に日本人のお客さんはいなかったけれど、サッと手書きの日本語メニューが出てきて驚きました。アールト作品を巡る方は多いらしく、そのコースではここは定番だろうから、日本人は大事な顧客なのかな。

カフェ・アールト
 テーブル上の小さなサヴォイ・ベースには、可憐な生花のアレンジが。 ざっくりと素朴に挿してありました。









 Copenhagen 2005.7.2〜7.4

 
暑かった夏のコペンハーゲン

7.2(Sat)

次はヘルシンキからコペンハーゲンまで飛行機で移動です。日本で航空会社にチケットを頼んだら、「ラップランド(フィンランドのかなり北のほう)地方の”ゴーテンブルグ”経由になります」と言われたので、「そんな土地があるのかぁ、いったいどんな場所かなぁ。」と楽しみにしていたのですが・・・。機内アナウンスを聞いてスウェーデンのヨーテボリのことだったのねと気づきました。そんな航空券を求めるお客さんなんてめったにいないだろうし、しょうがないです。ちなみにヨーテボリは英語読みでは”ゴーテンバーグ”でした。つづりは「Gothenburg」。スウェーデン語は発音むずかしいです。
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コペンハーゲンに到着したら、ちょうど夏のホリデーシーズンと週末が重なったためイギリスをはじめヨーロッパからの旅行客で空港は大混雑。
荷物を受け取るのにも一時間かかり、残念ながらこの日はあまり動くことが出来ませんでした。しかしコペンハーゲンは暑かったです!それまではどこも冷涼な避暑地という感じでとても過ごしやすかったのですが、コペンハーゲンは夏!それも真夏!という感じで人々もこんがり日焼けしてタンクトップやキャミソールばかり。とにかく暑い、夏のコペンハーゲンでした。
 いそいそとスーツケースに詰めていったお気に入りの麦わら帽子も、ここまで無用の長物と化していたのですがこの日からは大活躍。
それでもかなり日焼けをして、帰国後「なんで北欧行って黒くなる!?」と不思議がられることになりました。
 
おしゃれ子猿
 これでも金融機関のキャラクターだそうです。
 ・・・なんかかわいい!一家に一体?!


 
 


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7.3(Sun)
昨日の分まで取り戻すべく、この日は早朝からマーケットをまわりました。
ローゼンタールの陶器やクイストゴー・ウィンブラッドなど、デンマークらしく愛らしい品を中心に集めました。他にもアクセサリー、アドキーホルダー、小さな椅子や古いおもちゃなどを見つけてきました。商品について気になることはいつもどんどん聞いていくので売り手さんとつい話し込み、あっという間に時間が過ぎました。

午後はお店もマーケットも閉まるので、自由時間と決めて工芸博物館に行きました。
お客様に「天気がよければ中庭でランチを取るべし!」と教えていただいたのを思い出し、とても気になっていたのでお昼は抜いておきました。このときの企画展はKnud Holscher。彼の建築・プロダクトデザインの回顧展が催されていました。ざっと館内を見た後は中庭でサーモンのオープンサンドを食べました。
辺りにはいい匂いのお花がきれいに咲いていて、とてもリラックスした日曜の午後となりました。

工芸博物館の中庭 


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7.4(Mon)

とうとうコペンハーゲンも最終日になり、お店が閉まる時間までアンティークショップなどを回ります。
夜には翌日の帰国便に乗るため、ストックホルム行きの寝台列車で移動です。
乗り物好きなのでこれもかなり楽しみでした。
いったんマルメというスウェーデンの駅で乗り換えて、約7時間列車に揺られます。さすがに今は飛行機が移動の主流なので、お客さんもまばらでガラガラの車内でした。古い電車なのでとても揺れ、そのうえ電車はストックホルムからさらにオスロに向かうので、寝過ごしては大変!と緊張してあまりよくは眠れませんでした。(なんとストックホルムに着く30分前に、ベッド脇のアラームが自動で鳴りましたよ!)客室にはタオルとか紙コップとかミネラルウォーターとかいろいろオリジナルグッズがおいてあり、珍しくて張り切りまくって写真を撮りました。

こんなの誰も喜んでくれないかも知れませんが、
スウェーデン国鉄のオリジナル水&紙コップです。
実は自分のお土産にもらって帰りました・・・。
いちばん安い寝台車でもこのサービス!







またレトロでかわいいストックホルム空港に戻り、クアラルンプールから名古屋まで、長い時間をかけて乗り継ぎ、充実した買付けの旅が終了しました。

(完)


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